20081114233727
クエスト004 それぞれの未来
柴崎@銀河企画
ガーラ「
可哀想なクルガン。
わたしを命がけで守ってくれた人。
いつか転生した未来で一緒になれることを願うわ。
」
入ってきたクルガンの付き人にガーラが事情を説明した。
ガーラは、教団にも何度か行ったことがあるらしい。
もはや、教祖のクルガンがディスボールにやられた以上、
ディスボールの信仰を続ける者もいないだろう。
クルガンの遺体は、付き人たちに引き取られていった。
冒険者たちは、ドラゴンで一度ガーラの塔に戻り、
そこで身支度を整えてから教団の本拠地に向かった。
そこでは、教団の新代表となるアラゴスという若者が待っていた。
アラゴス「
ようこそいらっしゃいました。
今、この教会の今後について話し合っているところなのです。
私たちの指導者であったクルガンは、
信仰の対象ディスボール神によって滅ぼされました。
それは神のお考えあってのことだとは思いますが、
クルガンはガーラ様をお守りになろうとして
ディスボール神の化身が放った炎に焼かれたとのこと。
それでは、殉教とは言えますまい。
この付近には七神のいずれの教会もありません。
ゆえに残った者たちは、七神のいずれかを信仰するために、
ここを使うか、あるいは去っていくことでしょう。
特に、ディスボール神を引き続き信仰する輩は、
ここに残ることはできないでしょう。
さて、皆様からお預かりしている品物は、お返ししますので、
よくお確かめください。
」
冒険者たちは、草原の決戦で鹵獲された武具を
ウォーキングクローゼットのような保管庫から回収した。
しかし、二匹の蛇の指輪と『ガーラのひみつ』が書かれた封筒は無かった。
二匹の蛇の指輪は、洞窟でクルガンが持っていたはずだ。
炎に焼かれて消滅したか、あるいはあの洞窟のなかで見失ったに違いない。
もう一つの『ガーラのひみつ』についてアラゴスに尋ねてみた。
アラゴス「
そういえば、クルガンは、封筒のひとつを大事に持っておりました。
他のものは保管庫に預けておりましたが、ひとつだけ
懐にしまっておいででした。何か、特別な理由があったのでしょう。
」
おそらく、クルガンは、『ガーラのひみつ』が書かれた封筒を
洞窟に持ってきていて、それは地獄の業火で一緒に焼かれてしまったのだろう。
冒険者たちは、それについてあまり詮索しないことにした。
封筒は個別に封印がしてあり、ハッタタスはその内容について把握していない。
もちろん、ガーラ自身も、その封筒のことは知らない。
メアリとハッタタスは、洞窟に戻って、戦利品になるようなものを
探したいと言った。メアリは、元々そういう契約の傭兵だ。
冒険者のなかで、他にも何人かが洞窟に同行することになった。
指輪があるかも知れないし、右側の通路は未探索のままだ。
まだ探索する価値はあるだろう。
ガーラは、教団で使われていた馬を1頭譲りうけた。
そうして、馬に乗りながら言った。
ガーラ「
冒険者の皆さん。今回は本当にありがとうございました。
そして、無理なお願いをした結果、
たいへんな危険に遭わせてしまったことをお詫びします。
クルガンは、善人として一生を終えたものと信じています。
私は、心の傷を癒すため旅に出ます。
いつかきっと、ここへ戻ってくると思います。
そうしたら、お互いに成長した姿でまたお会いしましょう。
」
こうして、冒険者たちは、未来に何が待っているのか
期待と不安に心を揺り動かされながら、それぞれの道を進み始めた。
第4話 完
→ 1~4話まとめ
20081115015215
次の冒険?
かざもりはや
ロリエーン
「さあ、今度こそ宝探しに行きますか?
洞窟の地図はもう一枚あったし、ベング城の地下道の地図も気になるなぁ。
あ、そういえば、パープレクサの取引なんてのもあったんだっけ。忘れてたけど。
ガンダウルフに教えてあげようっと。」
ディアーネ
「どさくさに紛れてこっそり、『ケフル城の地下道の地図』を取り返せないかしら。
結局うまく交渉を運べなかったし、もう使えない抜け道とは言え、なんだか損したような気が…
まぁ、ハッタタスに直接交渉してもいいんだけど。一緒に冒険した仲間ってことで。」
20081115025610
私も行く
珠薬缶
ルフィーア
「私も宝探しに行く!!
なんか凄い宝物がありそうだしね。」
20081115174039
あれはどうなった
暁の旅人
大氷原に何かあるんだよね
20081116194229
冒険だぁ
ラセン
ルフィール「これで安心して冒険出来るわね」
みざ「デキルワネー♪」
グリン「まずは、洞窟の奥?」
ルフィール「行くなら綺麗な花束を用意しなきゃ、魔法でドライフラワーにしようかしら?」
大氷原は黒耀球以下魅力的な財宝と行方不明の船の行方がわかりそう…ですが
さっきの恨みを晴らすべくディスボール神が大歓迎してくれそうな気もします(○_○;)
20081117153036
充電期間に入ります
柴崎@銀河企画
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
途中での分岐では、他に
草原でクルガンとの戦闘をせず撤退した場合、
ガーラを洞窟に連れていかなかった場合、
洞窟内の探索で右側の通路を調べた場合、
のケースが考えられますが、
それほど多様なマルチエンディングを
用意していたわけではなく、今回の結果は、
GMが思っていた展開の一つではありました。
さて、今後のお話は・・・
前回の第三話での謎が沢山残っておりますので、
これからどうなるか、ご期待ください。
こちらの準備ができましたら、
また、ご案内いたします。
今回、プレイヤーとしてご参加されました
かざもりはやさん、
水月狼牙さん、
暁の旅人さん、
珠薬缶さん、
ラセンさん、
に感謝いたします。
また、監修と助言をして頂いております
鈴木銀一郎先生に、厚くお礼もうしあげます。
ありがとうございました。
20081206212919
ふぅ…出来た
ラセン
ルフィール「花束と花冠も用意したわ、でも、凍らせるか乾燥させるかで悩むの」
グリン「ゆっくり、乾燥する、綺麗」
みざ「カンソーカンソー♪」
ルフィール「みざー燃やしちゃダメー(汗)」
と、言う事で洞窟と埋葬先へ行ってきます。