20081108171203
クエスト004 こころの迷宮
柴崎@銀河企画
ロリエーン(
もしその石像が、クルガンのスペルネームを託されたものなら、
スペルネームを聞かれたら自動的に答える筈だわ )
ロリエーンは機転をきかせて言った。
「石像よ、魔術師クルガンのスペルネームを教えなさい!
」
だが返事は無かった。
たとえば、エサランバルの森で、
「森の木よ、魔術師○○のスペルネームを教えなさい」
と叫んだとしよう。それを聞いた木々のうち、
実際にその魔術師のスペルネームを知るものが居たとして、
それに答えるだろうか。否である。
スペルネームを知るものは、自分が問いかけの唯一の対象と
認知されない限り応答しない。
とはいうものの、もはや石像を発見するのは時間の問題とも言えた。
冒険者の魔術師たちは、そこに意志が憑依した何かがあることは
充分に感じ取っていた。
ハッタタスは、壁のくぼみの浅い部分に気付いた。
そこには板が張ってあり、奥に続いている。
タムローンがそれをこじ開けようとした。
ルフィーアが心配そうに見ている。
ディアーネは斧を構えた。
グリンも棍棒を構えた。
ロックスも短槍を構えた。
目標位置がはっきりしたので、
リンクとルフィールは、一歩下がった。
メアリは入口付近で通路を見張っている。
タムローンの腕が石像らしきものに届いた。
タムローン「
あった・・・・
ような気がするぜ 」
ここで、ガーラが言った。
ガーラ「
待って。お願い。
石像を発見したら、
スペルネームを聞かずに、壊してちょうだい。
それがクルガンのためでもあるの。
」
ディスボールは、ここでガーラに向けて
再び強い思念を発した。
( ガーラよ、おまえはこの世でいちばん美しくなれる素質がある。
それを望むのなら、このわたしを崇めるがよい。
)
このとき、ドラゴンたちから、クルガンを含む数人が、
この洞窟に近づいていることを知らされた。
足の速い馬のような動物で移動しているようだ。
ディスボールは続けた。
(
ガーラ、おまえが今の名声を得られたのは、なぜか。
それは美しさだ。
しかしそれは生まれたときから備わっていたわけではない。
これまでの虐げられた人生のなかで、
美しくあれば人々を見返せると一心に思ってきたからだ。
その想いが、今の自分をつくりあげた。
その気持ちによって世界を変えられるのは
自分でもよく分かっていることだろう。
)
タムローンが、壁の奥の隙間からその物体を引き抜いた。
それは、見るだけで気持ちが悪くなるような異形の相をした
石造りの像だった。
ガーラが冒険者に依頼した破壊すべき対象が、この石像であることは、
もはや疑いの余地もない。
普通に考えれば、この物体は、
ディアーネの斧かグリンの棍棒の一撃で粉々に破壊される。
ドラゴンは、クルガンたちを阻止しなかった。
このため、その一行は洞窟の前に馬を止めた。
クルガンは、入口の封印が無効化していることを確認すると、
洞窟内に踏み込んでいった。
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20081109014550
依頼主の希望とは言え、ピンチなので。
かざもりはや
ちぇ。そうそう甘くは無いですね(笑)
まあ、スペルネームに関しては元々、GM様の記述が無ければ、知りえない情報として
行動するつもりでしたし、結局見つけられたから結果は大差ないと思うので。
さて、ガーラは石像を破壊すれば事足りると思っているようですが、
自分勝手に好き放題している闇の魔法使いというのは、邪神の加護がなくても厄介です。
クルガンは既に権力を得てしまいましたし、石像を壊されたからと言って改心するとも、
権力を放棄するとも思えません。
ハッタタスの受けた理不尽な仕打ちを思えば、クルガンの統治は劣悪です。
スペルネームを託した石像が破壊されたとしても、スペルネームを知るものが
石像だけとは限らないですし、邪神の加護に浸っている以上、一旦加護を失っても、
再び別の方法で加護を得ようとするでしょう。ディスポールもまた、放さないでしょう。
部下を率いていると言う事は、その部下は選りすぐりの、有能かつ信頼する連中である筈。
或いは利害がクルガンと一致しているのかも。
邪神の加護を失ったとしても、それで単純に敵が瓦解するとは思えません。
クルガンは、逆上して襲い掛かってくる公算が強いと思います。
既に洞窟へ踏み込まれた以上、こちらとしては追い詰められた立場です。
確実に生き残るためには、スペルネームを聞き出すしかないと思います。
また、これは戦闘を回避する方法でもあると思います。
ガーラがクルガンを傷つけたくないなら、邪神の支配下から開放したいと思うなら、
スペルネームを使って彼を抑えることを納得して貰いたいです。
一番平和的かつ確実な手段だと思いますので。
とりあえずディアーネとロリエーンは、スペルネームを悪用しないと誓いますし、
自分が仕事を依頼した相手を、信じてもらうしかありません。。
…多少の意趣返しはするかもですが(笑)
ロリエーン
「クルガンたちが来た。もう時間切れよ。このままでは逃げることも出来ない。
スペルネームを聞き出すしかないわ。
それが一番安全で確実だし、クルガンだって傷つけなくて済む。
強制的にしても、邪神の誘惑から開放することだって出来るわ。
ガーラ、あなたはクルガンと戦いたくなかったはずよ。」
ディアーネ
「聞き出したら、その場で石像を壊すわ。構わないわね?」
…と、私は思うのですが。
仲間達の同意があれば助かります。
そして、不測の事態にも備えて、戦闘の準備はしておきたいかも。
…もし石像を破壊できなければ、それでもう全滅必至、なかなか危機一髪な状況です。
20081109115735
ぴんちっ!!
珠薬缶
スペルネームって一人(?)にしか教えないんじゃないんですかね?
複数教えてると自分のスペルネームがバレる確率が増える訳だし。
ガーラは多少なりとも未来が見えてるはずなので、ガーラの言う通りにすぐに壊すべきだと思います。
そもそも、依頼者なんですし……。
ルフィーア
「ロリエーンもディアーネもそんな暇ないよ!!
早く壊さないとっ!!」
20081109215711
グリンいきます…か?
ラセン
中の人ならスペルネームを…に賛成ですが(やはりディスボール神とは相性が良さそうです)
ルフィール「ガーラさん頑張ってっ!!グリンっ壊せそう!?」
グリン「合図、あれば、すぐ、叩き壊す!!」
多分ルフィールなら壊すになります。でもまさに袋の鼠状態。
で、ねずみと言えば封印された場所なのにいたのですよね
逃げた先を追っていけば外に出られる
かも
そうすれば塔の荷物も取り返えせ
たら良いなぁ
まぁ出られたら竜達の支援があるから全滅はしないと
思いたいなぁ
ここで戦闘なら戦闘前にリンクさんによる補助魔法とドアの前でWルフィーによるチャームをかけられたらとか
ねずみさんにも脅威なのでダメ元で我儘を書き込みしておきますね
20081110012650
戦いたくなーい(苦笑)
かざもりはや
ロリエーン
「ええっ!?…で、でも、ただ壊したって戦闘はしなくちゃいけなくなるよ?
邪神と契約しちゃうような奴を野放しにする訳にはいかないし、奪われた装備を
取り戻すには力づくしかないんだから。
ルフィーア、ルフィール、あなたたちは戦いたいの?
相手は闇の魔術師、邪神の加護が無くなっても、十分に危険な相手なんだってば。
スペルネームなんて、最悪、部下の一人にでも教えれば魔法は使えるんだし、
ここに来る前に用心して、何か準備をしてきているかもしれない。
こいつには組織とか権力がある。邪神と契約を結びなおすことも不可能ではない筈よ。
石像を壊しただけでは何も解決はしないのよ。
ここでスペルネームを押さえれば、戦闘は避けられてクルガンを傷つける必要はないし、
装備も問題なく返してもらえるし、何よりクルガンの非道をここで止められるわ。
ガーラ、ここでスペルネームを聞かない事が、何故クルガンのためになると思えるの?
同行するって言った時に、覚悟は決めて貰った筈だよね?」
ディアーネ
「ガーラ、あなた、邪神の囁きに揺らいでるんじゃないでしょうね!?
ダメよ、彼のためを思うのなら、彼の凶行はここで止めなくては!」
まずガーラを説得するべきなのかな?
まぁ実際、邪神の加護が無くなってガーラが協力してくれれば、負けるとは思ってないのですが、
戦闘になれば(私の)ダイスの目は信用出来ないので(汗)
奴が腕に覚えのある手下たちを率いていたらあうとです。
ていうかクルガンを傷つけないためには一番だと思うのですが…
スペルネームを聞けば、クルガンを失脚させる以外にも、彼に善政を敷かせるという
選択肢もあると思います。
今のまま、ただ石像を壊した場合、原作のようにクルガンが、自分から邪神に失望して
信仰を捨てると言う状況は考えにくいと思います。
権力や魔法の力で、再び邪神の力を得ようと画策するんじゃないでしょうか。
また、原作では戦闘の最中にスペルネームを聞き出している筈ですので、
聞き出すのに時間は掛からないと思います。