20080826235142
クエスト003 その名はライア
柴崎@銀河企画
冒険者たちは、甲板の端にあって艦橋が上下にある作業室関係の各部屋は
一通り調べたが、艦首のほうに伸びている居住区のほうはまだ手つかずだった。
リンクたち冒険者は、第二艦橋で、操作卓に頼らずに、
黒燿球に語りかけて見た。質問をするために、思考を集中した。
「時間歪曲点復帰を使ったとき、再びここへ戻って来れますか?」
「時間歪曲点復帰は、往復ができ、エネルギーをあまり消費しません。
わずかなエネルギーが残っていれば再び戻って来ることができます」
「そのエネルギーを補充する球状のものは、他にもありますか?」
「この艦のシステムは、それをカードリッジと呼びます。
エネルギーの蓄えられたカートリッジは微弱な信号を出しています。
この艦から一定距離以内にそれがあれば、索敵システムで
調べることができます」
そういうと操作卓の窓のひとつにウルフレンド大陸が表示され、
大きな点と小さな点の2つの輝点が表示された。
ひとつは、この城がある位置で、もう一つは、大氷壁の向こう、
大氷原であった。
「過去に行って歴史を変えてしまったら、どうなりますか?」
「それはこの艦の知識では分かりません」
冒険者たちは、これまでの探索の結果と、冒険者の意見、そして
艦橋で見た映像を総合して、次のように考えた。
・この城は、戦艦と呼ばれるものの一種であるが、特に、
多数の飛行体を収納できる空母(航空母艦)というものである。
・時間跳躍をする直前の過去の世界では、
この艦は、アンドレシア帝国という、世界の覇権を
もくろんでいる国の所属であった。
・その旗艦に乗っているのは、モンタズナという名の元帥で、
何かの理由でライアという名のハーフエルフを追っている。
・ウルチは、そのライアと一時期、行動を共にしていて、
それは、ウルチが探している本人の可能性が高い。
・過去の世界では、2つの勢力が対立している。
・過去の世界に戻るのはいつでもできる。
そのため、映像が緊急事態に見えても、今ただちに戻る必要はない。
・過去に戻った場合、ライアや他の人々を救出できる可能性はあるが、
同時に、世界の歴史を変えてしまうかも知れないリスクがある。
・過去の世界に戻ってから、再び今の世界に戻るだけのエネルギーは
現在この城は持っているが、過去の世界でそのエネルギーを
使いきってしまったら、戻れる保証はない。
・カートリッジ(携帯式の黒燿球)は、第二艦橋にそれを収める穴が
幾つもあることからも分かるように、複数存在する。
そして、エネルギーが充填されている黒燿球が、少なくとも大氷原に存在する。
状況を整理すると以上である。
冒険者は以上を勘案して発言を行ない、行動を選ぶ。
報告は、8月28日(29日になる直前)が期限になります。
なお、期限外でも書き込みは自由です。
プレイヤーは、この回の内容を一通り読んだなら
→ クエスト003 カナーンの手紙 に進んでください。
20080828033432
自由意志ならば、消極的です。
かざもりはや
ロリエーン
「さて、今のところ過去へ戻る必要性はそんなに感じないんだけど。
そもそも、過去の歴史に干渉する事こそ罪だという説もあるんだよね。
アンドレシアなんてそんな、名前も残ってない帝国の攻防をどうこう言ってもね。
この城をどこかへ隠しておいて後に有効利用する、というのも危なっかしいし。
こんな城が必要になる事態ってのも想像し辛いんだよね。
むしろこの城が原因になるってほうが怖いし。使われるほうが問題だよ。
と、いうことで、もう少し城内を調べて目新しいものが無ければ、
黒燿球を抜き取って外海へでも沈めちゃう…そんな処分で構わないと思う。
黒燿球そのものに関しては、危険性を感じなくも無いけれど、
この城に組み込みでもしない限り、そうそう危険なことにはなりそうもないし。
もう一個は大氷原でしょう?それはまず、誰も手出しが出来ないから安全だよ。
これも下手に手出しをするほうが危ないと思う。」
ディアーネ
「過去の世界…歴史そのものには興味は無くもないけれど…
そんな想像もつかない戦乱に、巻き込まれるのは御免こうむるわね…
誰かが過去の世界から助けを求めてるって訳でもないし。」
20080828101139
あわわ…大氷原に?!
水月狼牙
あの、ですね。マクスウェル教授のお話覚えていますか?
エネルギー不滅の法則です。
これによって世界の温度が上がっていけば
いずれ大氷原も溶け黒燿球も
それを悪用しようとする
もしくは有効利用しようとして誤る存在の手元に
届くようになるかもしれないのでは?
本来、黒燿球も世界の温度を上げてしまうエネルギーを
閉じ込めておけるものとして注目していたはずですし
回収はした方が良いと思いますが?
この艦さえなくなればとも思えますが
もし他の戦艦も時間跳躍したりして残骸が残っていたり
これを作った文明の遺物が他にも残っていたら
そこで使えるという可能性は高いですし
単独でも使い方や力のかけ方で大爆発とかあったら怖いですし…
なんとか出来る手立てのある今
何とかしておいた方が未来に問題を先送りしないですむかもしれませんよ。
ただ処理の仕方ですよね。
深い海に沈めた場合深度によっては水圧で潰れて
膨大なエネルギーが放射されて
この星が半分吹き飛ぶとかなったらとりかえしがつきませんし。
浅くて発見されたり波で打ち上げられても困りますし
エネルギーの放出で無力化をはかっても
蓄積されたエネルギーの放出がもたらす温度の上昇は
それこそ世界の温度を上げてしまいかねませんし…
いっそ大氷原が保たれることに死活がかかっているトロール族に頼んで
保管してもらうとか…理由を知っていて保管するのと
知らないうちに足元に転がっているのとじゃ
守る意識の差から力の入れ方も変わりますから。
もっとも彼らの信頼を得るのはとてつもなく難しいでしょうけれど。
ただ知的で理性的な方々ですから不可能ではないのではないでしょうか。
それにしても、こう深く関わってくると何か不思議な因縁を感じますね。
えっ?誰かが過去の世界から助けを求めている訳でもないし?
ではこの艦が時間跳躍したがゆえに、ここへこうして残っているということは
それ自体が正しい歴史の流れを歪めている要素・異物である可能性もありますし。
もし調べているうちに、過去の遺物のメッセージの中に
自分たちが過去から発信した。
この母艦で過去に戻って何かをしないと
過去の時点で世界は滅亡するから迷っていないで
過去へ来いみたいなのがあったらどうします?
その過去の自分たちは今のボクらが迷っているのを自分たちの経験で知っていて
やっぱり過去からの自分たちのメッセージを受け取って
過去へ行ったのを思い出して未来にいる自分たちにメッセージを書いたとか。
過去に行って何かをするのが
すでに歴史に組み込まれている行為だったら…
でも、まぁ焦ることはないですね。
単なる想像ですから。
それにしても過去で何かする必要があるとしたら
現在でもっと知識を得て遺物の使い方を研究しておかないとなりませんし
それこそ大氷原の黒燿球も必要でしょうし
すっごい大変でしょうね。
は…過去で、この黒燿球のエネルギーを使って事件をおさめたら
現在の気温は今より暑くなるのでしょうか?
それとも過去で使ったからこそ現在の気温なのでしょうか?
たんなる想像なのに考え出すと止まりませんね。
今日のお昼は冷製パスタにしましょう♪
完熟トマトのパスタと薄切り焙り鳥とハーブのパスタ
お好きな方をどうぞ♪
記念品作りでそうめん食べ損なってしまったんですね、ルフィールさん。
今度は手が空いたときに食べられますよ。
好きなだけとって具と絡めて下さいね。
えっ?ボクの分も記念品作ってくださったんですか。
ありがとうございます♪
すごくステキな腕輪ですね。
以下プレイヤー
指輪(ガーラ様からもらった)にペンダント(アミュレット)で
ジャラジャラ状態なので腕輪しか考え付きませんでした~
イメージ貧困ですいません~<(__;)>,
20080828175142
パスタ♪パスタ♪パスタ♪(片手にバケツを持ちながら)
ラセン
ルフィール「わー♪リンクさんありがとう♪それから腕輪似合います♪タムローンさんにロックスさんハイどうぞ♪ルフィーアお姉さんにはコレ♪」
グリン「ホロン王、ウルチ王子、ディアーネ殿、そして、ロリエーン殿へ、」 と、皆さんに銀色の袋を渡します。お好きな装飾品を決めて下さいね。
ルフィール「えへへ♪お昼から午後は竜のブラッシングなの♪皆ぴかぴかにしてあげるの♪」
過去からの自分達のメッセージ、良い案だとは思うのですが、自分達に(間接的にも)接触した時点でループになりそうで怖いです。て言うか確かなりますよね…ソコだけ無限ループ。
20080829010822
懐疑的です。
かざもりはや
ロリエーン
「マクスウェル教授って人に直接会ってないからよく判んないけど、その話って
真に受けていいものなのかな?
その人、魔法っていう存在を無視してるんじゃないかしら。
魔法なら、水も無い所で氷を作ることだって出来るんだけど…
それともその分、炎の魔法使いが熱を生み出してるって言うのかな?
…でもねぇ、大氷壁を越えるってだけで既に大変なことだし、
この城なら行けない場所ではないとしても、そこは禁断の土地よ。
何かとんでもないものが封じられているという伝説があったと思うんだけど…
長老たちの口伝をもっと真面目に聞いておけば良かったなぁ。
その伝説と、黒燿球が無関係でないとしたら、藪をつついて蛇を出す可能性も…
そもそも黒燿球って熱を吸い取ってるんでしょ?だったらちょうどいいんじゃない?
それにこの上、トロール族まで巻き込むのはどうかなぁ…
ディアーネ
「この城が無人で漂っていたというのは、どういうことなんだろう…
過去から送られた何らかのメッセージ?
それにしては長いこと放置されていたみたいだし、竜騎士たちが何百年も住んでいて、
メッセージらしきものが発見された様子もない。
だいたい、時間跳躍で未来へ送り込まれたという確証は無いんじゃなかったかしら?
何らかの理由で放棄されただけだと思うんだけど…」
えーと。
記述が無いと思うので多分ですが、艦載機や整備車両などの搭載機器は無いんですよね?
超古代文明の遺産があったとしたら、紙きれ一枚でもたいした価値がある筈。
製紙・加工・印刷技術、書かれた内容、古代の文字…文字も言葉も解読可能だっけ。
それらの物が流出している様子も無いことですし、きっとモンタズナが根こそぎ
持ち出して調べたんだろうなぁ…と。
その後もモンタズナ一派が艦隊として運用したのなら、何か残っていてもいい筈。
これまた今のディアーネや竜騎士団から見れば神話時代の遺品となる訳で、
それすら残ってない、すっからかんだったとしたら、この空母は完全に引き払われ、
廃棄・放棄された物かと考えたのですが。
メッセージを託されたものなら、もっと詳細な情報か判り易いサインが残されると
思うのですが。
超古代文明で建造され、アンドレシア帝国と竜騎士団、二つの時代を経てきたので、
色々と判らない部分はありますけど…
…或いはそんな状態にして、艦載機も無く火力に劣り、大きいばかりで最も利用価値が
無いと判断されたこの艦が、時間跳躍の実験に使用されて未来へ送られた…
なんて可能性も無くはない、…かなぁ?
20080830131014
魔法におけるエネルギー保存の法則
柴崎@銀河企画
Q1:エネルギー不滅の法則は魔法にも成り立ちますか?
A1:はい、成り立ちます。
マクスウェル教授が話したエネルギー不滅の法則(エネルギー保存の法則とも言う)は、
このTRPGでは魔法に対しても同じように成り立ちます。
物質を合成したり変化させるにはエネルギーが必要ですが、
魔術師は、そのエネルギーを体内から放出しています。
(道具や他のものから得る場合もあります)
魔法に使うエネルギーを溜めるには、通常は食事によって得ます。
このため、威力の大きい魔法を使った後は、
激しい運動をした後のように、体力が消耗し、空腹になります。
Q2:大氷壁の向こうは禁断の地と言われていますが、黒燿球と関係がありますか?
A2:その伝承と黒燿球の関係は、この時点ではまだ何も情報がありません。
Q3:黒燿球に蓄積されるエネルギーの規模はどの程度ですか?
A3:エネルギーを一度に開放したら地形を変えてしまうほどの威力があります。
しかし、蓄えられるエネルギーは全体量からすれば微々たるものです。
これに熱を吸わせたりエネルギーを放出した結果で、
気温が上下するといった心配は無用です。
Q4:ベルタの空母としての戦闘能力はどの程度ですか?
A4:艦載機あっての空母なので、期待はできません。装甲も薄いです。
ただ、対消滅機関と主砲は戦艦と同程度なので、決戦兵器としては役立ちます。
20080831164358
遅れましたが……
珠薬缶
ルフィーア
「ん?何、ルフィール。」
ルフィーア
「これ、くれるの?
へー、記念品作ったんだ。
何かしら?見ていい?」
ルフィーア
「あっ、碧色の指輪だ。
ルフィールって器用なのね。
ありがとう。」