モンスターメーカー・オンラインTRPG特設 /クエスト003 ノームとの邂逅
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クエスト003 ノームとの邂逅

柴崎@銀河企画


冒険者が第一艦橋から外を見渡すと、人影が接近してくるのが視界に入った。
それは、クルアフ山の地下に王国を構えるノームたちだった。
竜が舞うのを不審に思い、この場所を確認に来たようだ。
青竜バルサミコスは、甲板から上空に飛び立ち、哨戒行動を始めた。
見たところ、ノームたちは約50名、武器を持っていないようだ。
ノームの集団以外には、脅威となる可能性のあるものは発見されなかった。
リンクは、リンデンに乗り、接近してくるノームたちの前に着地した。
そこに簡易テーブルを広げて、敵意がないことを示すため、
菓子と飲み物の用意をした。
とりあえず、行進を食い止めるとともに、相手の出方を伺う算段だ。
ロックスもウーラスに乗って同行した。
グリンは、サイラに運んでもらった薬箱を甲板で外した後、
リンクの支援に向かった。
ここで、ノームの陣容が明らかになった。
1割が王国政府の者で、国王ホロンとその重臣たち。
そして、残りの9割が野次馬である。
もともと野次馬連中が竜の舞いを政府に連絡したからこうなったので、
国王ホロンは、野次馬たちに付いて来るなともいえなかった。

クルアフのノーム国王ホロンは、次のように切り出した。

 これはようこそ。我らがノームの領土、クルアフ山地へ。
 私が、ここを治める王のホロンじゃ。
 最初に、わざわざ手造りの料理を出して頂いたことに感謝する。

 さて、諸君に聞きたいことがある。
 ここで長いこと暮らしておるが、山の上がこんなににぎやかなのは、
 これが初めてのことじゃよ。
 質問は、その竜が集まっている場所のことと言えば分かるかな。
 竜に資材を運ばせて何かを建てているように思えなくもないが、
 もし、そうであるなら、ここは我らがノームの領土であるからして、
 すみやかに撤去してもらいたい。
 もし、諸君らが何かを建てているのではなく、
 そこに最初からあるものを調べているというのなら、
 ここは我らがノームの領土であるからして、
 当然ながら、土地の所有者であるノームにも権利があるというものじゃな。
 我々が土地の所有者であることは、
 神話がそう語っているのを諸君らも承知のことと思うから、
 とりたてて、説明することもなかろう。
 諸君らにそれを調べるなとは言わない。
 だが、ここはノームの領土である以上、何が起っているかを知らないとなると、
 国政を預かる者としては汚点になるのでな。
 私をノーム族の代表として、諸君らの調査に加えて欲しい。
 以上が我々の要望であるが、もう一度、簡単に言おう。
 諸君らが何かを勝手に建築しているのなら中止して撤去してもらいたい。
 諸君らが何かを発見して調査しているのなら私を調査団に加えてもらいたい。
 ということだ。
 そのどちらにも応じられないというのなら、我々にも相応の考えがある。
 また、そのどちらとも違うというのであれば、我々はその真偽を自分たちで調べる。
 以上であるが、いかがかな。


さて、その頃、ベルタ城内では残った冒険者たちが探索を続けていた。
ロリエーンは、点検機能を発動させた。
システム「これから、艦内の機能を点検します。点検中に異常が発見されたときは
 自動的に修復を試みます。よろしいですか?」
ロリエーンは、パネルにある承諾のボタンを押した。
おそらく水に異常があっても発見して修復するだろう。
それから「索敵を開始」を選んでみた。システムは
「スクリーンに移動物体を表示します。よろしいですか?」と言った。
承諾すると、操作卓に、真上から観た地図とともに多数の輝点が現れた。
いまのところ、冒険者とノームの区別はできないが、
大きい輝点はドラゴンだ。

第一作業室には、竜騎士団の制服が何着も置かれていた。
サイズが何種類もあるので、冒険者は希望すれば着替えられる。
調理室の戸棚には、銀色の袋が沢山置かれていたが、
どうやって調理するのかは分からない。
水道からは水がでる。
さて、「空間歪曲装置」が何かは良く分からないが、それを
指示したところ、システムは次のように答えた。
システム「空間歪曲装置は、とても離れた2つの地点をあたかも
 扉の手前と向こう側であるようにつなげてしまう装置です。
 これを動作させるには、かなりのエネルギーを必要とします。
 前回これを動作させた地点に戻る場合には、空間歪曲点再通過の
 機能を使えば、それほどのエネルギーを必要としません。

これは、なんとなく意味が分かる。
一回できた近道は再利用できるということらしい。
しかし、「時間歪曲装置」に至っては
同じことを言っているようではあるが不可解である。
システム「時間歪曲装置は、とても離れた2つの時刻をあたかも
 扉の手前と向こう側であるようにつなげてしまう装置です。
 これを動作させるには、かなりのエネルギーを必要とします。
 前回これを動作させた時刻に戻る場合には、時間歪曲点再通過の
 機能を使えば、それほどのエネルギーを必要としません。

さらに、「巡航高度まで自動浮上」の説明をシステムから聞いた。
システム「巡航高度は、あらかじめセットされている地表からの高さ
 のことで、この高さを維持するようにして静止します。
 水平方向に移動したり高度を変えるときには操縦システム使用します

例えば、竜の住む南の島まで移動させたいのなら、
いったん浮上してから操縦というのをやれば良いことになる。
ノームたちから逃げるのなら、とりあえず浮上すれば良いかも知れない。

システムが点検結果を回答した。
「本艦は、右舷副砲を除き正常。右舷副砲は損傷あり。自動修復に入ります。」
エネルギーを消費するかも知れないと思ったが、中止方法が良く分からないので、
そのままにした。怪我を自分で治すのは当然のことなのだろう。
水も人体に危険は無いようだ。

さて、冒険者は、ノームに対して何かの意思表示をする必要がでてきた。
また、ベルタ城を自分たちで動かすなら、「巡航高度まで自動浮上」して
「操縦システム」を使う必要がある。
あるいは、「時間歪曲装置」の「時間歪曲点再通過」などを使えば
新たなことが分かるかも知れない。
いっそのこと、ノームのホロンを冒険者の一行に加えてしまえば、
結構、役に立つ可能性もある。
しかし、ウルチは首を傾げた。

冒険者は以上を勘案して発言を行ない、行動を選ぶ。

報告は、8月22日の正午が期限になります。
なお、期限外でも書き込みは自由です
プレイヤーは、この回の内容を一通り読んだなら
 → クエスト003 ベルタ城浮上 に進んでください。

20080821022737

ロリエーンはエルフですから。

かざもりはや


物腰柔らかなリンクのお陰で、ソフトな接触が出来て良かったです。
私じゃ即喧嘩になったかも(汗)
さて、ノームの王様がどんな人柄なのかが問題ですね。
ドラゴンを相手に武力行使も辞さないというほどの武闘派とは思えませんが、
事の重大さを知れば野心を抱くようなことも…
この城を持てば優位に立てるんですよね、コボルトに対して。
…本当は世界を相手に出来そうな勢いなのですが。
ちょっと相談したい所です。

ロリエーン
「相手はノーム、口先で丸め込んで誤魔化す可能性も、無くはないと思う。
でも、曲がりなりにも王様だし、それほど見くびっていい相手では無いかもしれない。
そもそも一国の王を相手に、それなりに道理を通した対応をするのが筋だと思う。
…ところでさ、私たちって立場はそれぞれなのよね。
竜騎士団の後継者であるロックスはもちろん、ケフルの王女ディアーネ、
コボルトの王子ウルチ、オークの勇者グリン、バレルの長ガンダウルフの愛弟子リンク、
高名なヴィシュナスの妹ルフィーアと弟子ルフィール。
そしてエルフの外交大使である私、ロリエーン。…用心棒のタムローン。
これだけの面子が揃っていれば、国際的な調査団としての体裁が整うんじゃない?」

ディアーネ
「私は家出中だし、そんな公の立場は主張できないわよ。
それにロリエーン、大使って…」

ロリエーン
「肩書きはそれらしければいいの。王様を納得させられればね。
最終的には事の重大さを鑑みて歴史の闇に葬るということにすれば、
後々探られたり、表沙汰にされる事も無いと思うんだよね。
と、いうことで。
ノームの王には素直に事情を説明して、調査に参加してもらう事を提案。
ベルタ城の危険性を主張して、処分する方向へちょっと誘導はしたいけどね。
…エルフとして、ヒューマンにばかり益する側に立つつもりも無いからね?」

さて、ほぼ正常って事は飛べるんですよねぇ…
大気圏外へ放逐の可能性も。

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では…こんな感じで?

水月狼牙


これは知らないこととはいえ失礼しました。
国王陛下であらせられましたとは。
拙い料理に温かなお言葉ありがとうござます。
真に誇らしく幸せです。(本音です)

実は、この件なんとか陛下にお伺いを立てたいと思いましたが
こちらまでお越し頂くのは恐縮で
どうしたものかと思案しておりました。(リンクは本当にそう思っていました)
お越し頂き真にありがたく思います。

とても重要なことを陛下にのみお聞き頂きたいのです…
と内緒で話します。

われわれはヘタすれば、どこかを間違えてふれただけで
クルアフ山地全体を、いえウルフレンド自体を消滅させる
危険なものを発見してしまったのです。
これを一般のノーム・コボルトが知れば大パニックになって
国を捨てるもの滅びる前にと自暴自棄になるもの大変なことになることは
賢明な陛下にはお分かり頂けると思います。
そこで内密に処理をご相談したく思いまして…。

運良くコボルトの方は王子である方が
決して他に漏らさぬと誓い参加して下さっております。
同じクルアフに住まわれるノームの方だけが事の重大さを理解せず
いたずらに騒ぎ立てるわけがありませんから
もちろん調査団に加わって頂けるのは望外の誉れ
世界の消滅の危機ですから陛下も我々とともに危険な場所で恐縮ですが、
未熟者なりに出来る限りは安全であるように気を配りますので
ぜひ調査にご参加ください。
(リンク的には本心からの誠心誠意です)

なんて、どうでしょう?
どなたか修正or訂正・追加お願いします~♪

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えーと

ラセン


駄目です、ごめんなさい、仕事中に締切が来てしまう、て、早めに書けば良いのですがm(_ _)m
…皆さん宴会する気満々ですので
ルフィール「あのしすてむさんしすてむさん
調理室での料理の作り方を教えて下さいな♪
お酒もあると良いのだけど?」
宴会サポート員にまわります♪
ミザクオン「ぎゅおーん♪」
グリン「………(ノーム王を説得する為だ。これはリンク殿の策だ。決してお遊びでも宴会がしたいだけでは無い。オークの誇りを保て。いったいそのカバンのどこから大量の料理とテーブルセットつきティーセットが。いや…平常心だ。)」