200807222311
クエスト002 魔術師ガンダウルフ
柴崎@銀河企画
今日のゾラリア王立大学には、バレル修行院から
非常勤講師として、魔術師のガンダウルフが来ていた。
ガンダウルフ「
最初に、魔術師を目指す方は、バレル修行院に入学されることを
お勧めします。私はそこでの修行指南とは別に、この大学で時々、
一般の方を対象に講演を行なっております。
本日は、霊魂とは何かについて、私の見識をお話ししたいと思います。
9つの種族は、昔から死すべき種族と呼ばれています。
これは、言うまでもなく、いつかは死ぬからです。
私の話のなかでは、これら種族を一括して「人」と呼びます。
では、人は死ぬと、意識はどうなるのでしょうか。
これは永遠の謎と考えてよいでしょう。
しかし、これまでの修行で確信したことがあります。
これからお話しするのは、その内容ですが、
あくまでも仮説ですから、その点に留意してお聴きください。*
肉体と霊魂は別のものです。
私たちが、ものを考えるのは、霊魂の作用によります。
霊魂は、行動をするために、肉体を身にまといます。
生命が誕生するときに、霊魂は、その肉体を選んで宿るのです。
肉体が滅ぶと、霊魂は、別の肉体を選んで宿ります。
これを「転生」といいます。
霊魂が宿る現在の生活を「現世」、未来のそれを「来世」といい、
一つ前のそれを「前世」、それ以前を「過去世」といいます。
霊魂がどの肉体を選ぶのか、どの時期に選ぶのかは、
その霊魂の持つ意志によります。
なにか為すべき使命を強くいだいているときは、
それにふさわしい肉体が選ばれることになります。
また、肉体には霊魂にふさわしい名前が付けられます。
このため、過去に存在した人物と同じ名前で同じような風貌の
人物が、何度も繰り返して世に現れることになるのです。
これを「復活」(リザレクション)といいます。
しかしながら、転生を安易に頼ってはなりません。
現世での生活を、ないがしろにした者は、
おそらく、まともな転生ができないでしょう。
よって、現世で自分がすべきことは何かを、よく考え、
そして真摯に実行することが、とても重要になります。
さて、死すべき種族の話をしましたが、不死を得た人は神と呼ばれます。
神は、人と同じ姿になって人と同じ五感を持つことができます。
もちろん、人以外の姿になることもできます。
加えて、超越的な能力を持ち、空間を自由に移動したり、
幸運や物事の可能性を変えたりすることもできます。
このため、人は、神を奉り、その恩寵に浴しようとするのです。
しかし、その神が永遠に不死であるとは限りません。
人が神になることが、何かの条件によって達成されるのと同様、
何かの条件によって、神から人に戻ることもあるからです。
その条件のことは想像もつきませんが、
神は人に戻ったとき、持っていた力が神のときと同じであっても、
不死ではないために、肉体が滅ぶようになります。
だから、神を自称する者が戦いに負けることもあるのです。
私の話は以上です。
ご静聴ありがとうございました。
」
冒険者は、これを聴講した記念に感想を書いてもよい。
また、講師のガンダウルフ魔術師に何か質問をしても良い。
講義時間内であれば、答えてくれるかもしれない。
講演を聴き終わったなら、
そのまま、クエスト002 クリール村の財宝3 に向かう。
(* 全般的に、鈴木銀一郎著「ドラゴンライダー」の中で、
ウルフが修行で経験することがモチーフになっている。
また、転生はいくつかの実在する宗教での教義にもなっているが、
ここでは、特定の宗教との関わりはない。)
200807240029
リアルは鰻ぢごく(地方スーパー店員)なので遅れます
ラセン
ルフィールはクリール村だから中のラセンが出張です。
すみません個人的お約束で叫びます
「ガンダ・ウルフ師匠ー!私を弟子にして下さーいっ!!!(ヒッソリ本気)」
失礼致しましたm(_ _)m
客観主観にもなれず未だ感傷的なので感想は控え目に
しかしMM世界の転生は辛さに勝るよろこびも多いと思います。変わらぬ想い変わらぬ愛変わらぬ友情。
己の願い、想いが強ければ、もう一度会えるなら。