200807180243

クエスト002 歴史学者プラーク

柴崎＠銀河企画

タムローンがゾラリア王立大学に行くと、
この日は、副学長でもある歴史学者プラークが
講演をおこなっているところだった。

プラーク教授「
　・・・そういうわけで、伝説では、ウルフレンドの大陸には、
　７人の神々と九つの種族が住んでいたとされています。
　
　私は、エルフのなかでも古代からの伝統を守っている一派に会って、
　そこに残された伝説を細かく調べました。
　その結果、特に注目すべき伝説にたどり着きました。
　その概略を説明しましょう。
　『
　　昔むかし、この地球* には、「マーアムル」と「ブルガンド」と呼ぶ
　　２つの月* があった。
　　ある日「ブルガンド」は邪悪な力によって地上へ落とされようとした。
　　しかしそこに英雄が現れ、地に墜ちる直前にそれをくいとめた。
　　月は粉々になって、破片の幾つかは空に残り、また幾つかは地上に降った。
　　こうして、ウルフレンド以外の陸地にいた生物は、
　　そのほとんどが絶滅したが、ドラゴンたちの助けにより、
　　九つの種族は、ウルフレンド大陸で生き伸びることができた。
　　だが、ウルフレンドは、大きな破片の墜落によって、
　　その南にあった別の陸地とは分かたれ、
　　ウルフレンドの中央に落ちた破片は、奥深くまで土地を削り取った。
　　そこには、噴火によって火山ができ、そのまわりは海になった。
　　その島は、ブルガンドの月が造りしものという意味で
　　「ブルガンディ」と呼ばれるようになった。
　　（* 地球というのは住んでいる星を表す一般名称。
　　　　月はその衛星を表す一般名称)
　』
　いかがでしょう。
　これのすべてが真実とは限らないものの、
　この伝承の中には、重要な事実が含まれていると言えないでしょうか。
　我々が現在、空に眺めることのできる月はただ一つですが、
　それは「マーアムル」と呼ばれていた月になります。

　ブルガンディ島の名前の由来も、これで説明することができると思います。
　ブルガンディ島は、「ブルガンド」の落下が原因となって誕生した。
　この仮説は、そのまわりにできた地中海周辺の地質を
　さらに調べることで、証明できるかも知れません。

　 蛇足ですが、別の伝承によると、大昔にはもっと多くの月があった
　とも伝えられています。しかしそれは到底、信じることができないので、
　今は、参考にとどめておきます。
」


冒険者は、これを聴講した記念に感想を書いてもよい。
また、プラーク教授に何か質問をしても良い。
講義時間内であれば、答えてくれるかもしれない。

アイラから、クリール村の財宝探しの提案があった。
冒険者は、そちらに急行しても良い。→　クエスト002 クリール村の財宝

グリンが闘技場に居るとの知らせがあった。
冒険者は、闘技場に向かっても良い。→　クエスト002 闘技場

200807180820

質問があります＼(^▽^)

水月狼牙

エルフのなかでも古代からの伝統を守っている一派とは
他のエルフとは交流のない特殊なエルフさんなのでしょうか？

それからドラゴン達は、どのような方法を用いて
九つの種族を降り注ぐ月の破片から守ったとお考えですか？

後、ブルガンディ島は、「ブルガンド」の落下が原因となって誕生した。という
仮説は、そのまわりにできた地中海周辺の地質を調べることで
証明できるかも知れない言われましたが具体的に
どこを調べてみたいとか思われている地点はありますか？

200807181016

プラーク教授の回答

柴崎＠銀河企画

プラーク教授「
　ご質問ありがとうございます。

　この伝承を受け継いだエルフの祖先は、ウルフレンドの先住民で
　あったと予想しています。先住民であれば、その大災厄の前の地形を
　知っていたからです。また、エルフには、後から述べる理由で、
　大災厄の直後に他の大陸から移り住んだ一派もいることと思います。
　しかし、エルフは単一の民族ですから、先住民と渡来民の区別は
　現代では無くなっているものと思います。

　私の予想では、月は、かなりの断片に砕けたとはいえ、
　海への墜落によって、地表には津波による大洪水が起きたはずです。
　このとき、他の大陸に棲んでいた各種族をドラゴンが救って、
　高地の多かったウルフレンドに運んだのではないでしょうか。
　救われた民のなかには、別の大陸のエルフも居たと思います。

　降り注ぐ月の破片の直撃から人々を護ることは、
　ドラゴンといえども、難しかったのではないかと思います。
　しかし、月が分解しないまま落下していたら、
　地上の生物は居なくなっていたかも知れません。

　それから、この仮説を地質によって検証する具体的な方法は、
　私の専門外でもありますから、発掘や探検を専門とする方や、
　これを聴講されている皆様に、お任せしたいと考えております。

　また新たな発見がありましたら、ここでお話ししたいと思います。
」

200807191950

………？？？？

ラセン

講義中

タムローンさんとリンクさんの隣にすわっている
ルフィール｢……………………………(略)………………ん…(_ _).｡o○………も…食べられ…ない…(o_ _)ozzz｣

途中で寝てるようです(汗)
魔道士でも11歳ですから旅の後すぐ講義だったら多分こうなると…


でも
ﾌｧﾝﾀｼﾞｰといっても私には基本の九つの種族が不思議です胎生同士は交配可能な気配もありますし。
古代の科学か進化の過程？てｾﾙﾌつっこみ(汗),