モンスターメーカー・カードゲーム(MMC1)の復刻について

2004年3月 有限会社銀河企画

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決定までの流れ 新版の諸元 謝辞 広告雑誌等 ご意見のお願い


【要旨】

 モンスターメーカー・カードゲームの最初の作品(MMC1)が、復刻版(新版)として2004年7月に発売されます。

【決定までの流れ】

2000年10月頃から モンスターメーカー・カードゲームの増産(再版)に関するアンケート によってMMFC会員から意見をお聴きしてきたところですが、このたび、次の通り関係者および関係各社の準備が調いましたので、ご報告いたします。

銀河企画では、これまで、上記アンケート意見の推移を参考に、多品種少量生産による計画を検討し、九月姫先生が発行しているブルガンディ10号にも紹介されました通り、従来の復刻版と新イラストレーターによる追加版の2種類のバージョンをリリースする予定でした。しかし、製造品質、コスト、流通等の点で課題が残り、引続き検討事項となっておりました。

そうした中、イエローサブマリン様から、販売について協力したいという申し出があったため、方針を量産型の計画に転換し、内容の見直しを行いました。

その時点での上記アンケートの集計は、アンケート結果 に示す通りです。総括すると従来のテイストを維持した形での復刻が主に望まれているという結果が得られ、検討会議で報告されました。イエローサブマリン様からは、第一弾として、最初の作品(MMC1)の復刻を目指したいというご意見を頂きました。

鈴木銀一郎先生からは、従来のMMC1のルールをそのまま使えるようにして、更に、拡張としてデッキ構築型(カード毎にウェイトを付けてウェイト合計値が一定範囲内でデッキ構成を行う)のルールを導入したい、との提案があり、イエローサブマリン様も、これを了承しました。

九月姫先生からは、一部の原稿に褪色などがあるので必要な箇所を修正・修復したい旨の提案があり、これをお任せすることになりました。

更に、この計画についてエポック社様に打診したところ、制作・製造を担当しても良い旨の申し出があり、既にリザレクションでの実績があること等から、これを依頼することにしました。

カードの紙質・寸法等の外形的仕様については、アンケートでは従来との互換性を望む声もありましたが、同じものを作るのが困難なこともあって、従来のものに固執せず、紙質・形状を改善し、現在のトレカに近い寸法にすることとなりました。

以上のことから、今回の復刻版第一弾は、むしろ新版というべき内容で、次の通りに決定しました。


【新版の諸元】

 ゲームデザイン: 鈴木銀一郎先生 ルールの追加で、2種類の遊び方を可能にする
        (基本ルールとしてMMC1の従来ルール、拡張ルールとしてデッキ構築)

 イラスト: 九月姫先生 既存のMMC1原画のうち必要な箇所を修正・修復、外箱パッケージは新規

 カード形状: トレカとほぼ同じ

 カード枚数: 120枚

 説明書: 同梱

 定価: 税込3000円

 発売時期: 2004年7月

 制作・製造元: 株式会社エポック社

 発売元: 有限会社銀河企画 & HOBBY BASE(イエローサブマリン)

  ※販売は、全国のゲームショップ等の小売店でも可能です。


【謝辞】

 モンスターメーカーは、鈴木銀一郎先生と九月姫先生が十年余の歴史のなかで築き上げてきたゲームワールドです。これまでのお二人の功績を讃えるとともに、その絶え間ない努力に深く敬意を表し、これからの益々のご活躍を祈念します。また、制作を快くお引き受けくださいました株式会社エポック社の橋倉裕次様、ならびに、製品発売にあたっての協力関係を構築できましたイエローサブマリンの鈴木竜太様と長田崇様に、深く感謝いたします。

 銀河企画 柴崎雅史


【広告雑誌等】

 RPGamer Role & Roll ゲームぎゃざ


【ご意見のお願い】

 これまで、皆様からアンケートや掲示板で様々なご意見を頂きました。それによって関係者が励まされ、企画検討の参考にすることができました。ここに感謝いたします。

 MMFC会員からのご意見・ご協力が、過去においても現在でも重要なウェイトを占めております。特にルールについては、掲示板での議論を、可能な範囲で製品に反映させたいと思いますので、有志の方はご検討よろしくお願いします。

 なお、ルールに関することは、できるだけ 竜の道標へお願いします。この掲示板は、発売後のルールのサポートにも利用される予定です。


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